行政書士って何するの?

職業を質問されて、「行政書士です。」と言うと、「登記とかしてくれる人ですよね?」とよく言われます。
「それは司法書士の先生のお仕事ですね。」と笑顔でお答えしますが、世間では行政書士の仕事はあまり知られていないですよね。残念だなと思います。
行政書士は、依頼主から報酬を得て、官公署に提出する書類を作成したり、権利義務・事実証明に関する書類を作成したり、提出の代理や代行を行います。簡単に言えば、依頼主が作ってほしい書類を作成し、場合によっては依頼主の代わりにその書類を行政機関などに提出するのです。
行政書士が作成する書類は、簡単な届出書類もあれば、複雑な許認可手続に関する書類も含まれ、3,000種類以上とも言われています。またそれらの書類に関する相談にも応じますので、上手に利用しましょう。
書類作成は、細かい作業を得意とする人に向いていると思いますし、女性にもピッタリの仕事だと思うのですが、女性の行政書士は少ないです。ちなみに2020年の行政書士の登録者数は49,708人でしたが、そのうち女性は7,238人でした。いわゆる男性社会と感じる人もいるかもしれませんが、書類作成が仕事の中心であることから、決して女性が活躍できない業界ではないと思います。
行政書士の取り扱う仕事は多すぎる?
行政書士の取り扱える書類は非常に多いのですが、多すぎるため、大部分の行政書士事務所は、得意分野を取り扱っています。例えば、遺言書作成や相続手続きに必要な書類の作成を専門としている行政書士事務所・建設業の許認可申請を専門としている行政書士事務所・会社設立を専門に扱う行政書士事務所・在留関係を専門としてる行政書士事務所といった具合です。さらには、医療法人の設立を専門としていますとか、風営法に関する業務に特化していますといった行政書士事務所もあります。
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